Bascule

ARは「見る」から「聞く」へ

「音声AR」は、スマートフォンやタブレット等で動作する専用アプリケーションとバックエンドシステムによって、ユーザーのステータスに応じた音声情報を付与することで、現実世界をより感動的に、より楽しく、より便利にする体験を実現します。さまざまなセンシング技術を用いて位置情報を検知し、任意の特定条件を満たしている利用者に対して、自動的かつリアルタイムに音声情報による演出を提供できます。誰もが容易にストレスなく長時間、接続できる拡張現実空間を実現でき、日本の街歩き体験や日本の観光、美術館/博物館、ドライブ、万博など、様々な領域・空間で活用されています。

 

未来を見据えた時、仮想空間と現実空間を常時接続するのには聴覚が最適

①視界と手足を塞がず、聴覚によって情報を伝達することが可能。(ハンズフリー)
②利用者の状態(GPS情報・場所・時間など)や、属性(年齢・性別・言語など)によって、精緻なパーソナライズが可能。
③視覚ベースのARでは、自分が見えている視野だけが拡張対象であるが、聴覚ベースのARでは、自分の後ろからモノが近づいてくるなど、前後左右上下すべての空間を拡張対象にすることができる。

 

社会的ニーズ

①観光地、美術館、博物館、空港、イベント会場など、観光目的でその土地に訪れた人に豊かな体験を提供できる。
②その土地の景観を主役とし、音を置くだけで体験を豊かにする音声ARは、環境に優しくサステナブルである。
③多言語対応が可能なため、インバウンド向け施策に有効である。
④予算の少ない地方自治体でも、音声ARシステムを導入することで、最新の観光体験を提供可能となる。

 

 

新たな観光インフラとしての音声AR

文化・歴史という無形資産を活用し、風景や建物などに手を加えることなく、新たな観光体験として音声ARアプリを導入できます。

・風景や建物などに手を加えることなく、その場所へのコンテンツの埋め込みを実現。
・同じ場所に選択可能な複数の音声(=物語)を持たせることで、同じ場所で異なる体験を提供。 
・風化してしまう恐れがあるような歴史、言い伝えなどの物語への新たなアプローチになる。 
・多言語対応により、言語が異なる人でも同じ体験が可能。

電気が通ってないなどインフラが整っていない環境でも、ユーザーのスマートフォンを活用することで音声ARの体験は実現できます。さらなる地方自治体への働きかけを実施予定しています。

 

 

会場の演出や動線のPDCAの検証にも活用

従来の展覧会やイベントでは測定・検証が不可能だった、ユーザーの回遊した軌跡や滞在時間のデータを記録・解析できます。来場者の興味や関心の分析、動線や会場のレイアウトの検証にお役立ていただけます。また、リアルタイムでのモニタリングもでき、混雑状況等のマップ化なども可能です。

 

AWARD

  • 第71回 広告電通賞 イノベーティブ・アプローチ 優秀賞
  • 2018 58th ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS クリエイティブイノベーション部門 ACCブロンズ
  • 2018年度グッドデザイン賞

CORE MEMBER