Bascule

宇宙をあらゆる人々に開放する、宇宙ライブエンターテインメントプロジェクト

今まで宇宙飛行士しか活躍できなかった宇宙という舞台を、ネットとデザインの力であらゆる人々に開放したい。そんな想いから、国際宇宙ステーションの「きぼう」日本実験棟に、宇宙と地上を双方向につなげるライブ番組スタジオを開設しました。青い地球を眺めながら、世界中の人々が自由に表現し、KIBOを語り合う。そんな全く新しいボーダレスなエンターテイメントを、アーティストや企業とともに共創していきます。

 

 

 

スマホひとつで宇宙につながる、世界初のリアルタイム双方向通信システム

国際宇宙ステーションは、地球上空400kmを秒速8kmで飛行し、90分で地球を一周します。そんな超高速で宇宙を移動する施設に設置された画面に、インターネットを経由して地上から誰でもアクセスできる独自の仕組みを開発しました。これにより誰でも国際宇宙ステーション上の画面に登場でき、青い宇宙のそばでメッセージを語ったり、宇宙飛行士と顔を見ながら、会話することが可能になりました。

 

 

 

地球を巨大なキャンバスに変える「地球 AR」

更に、国際宇宙ステーションの船外カメラが映すリアルタイムの地球映像と、仮想の3D地球を重ね合わせ、地球を巨大なキャンバスに変えてしまう「地球 AR」システムを開発しました。カメラが捉えている地球の位置情報や、現在の太陽の角度をシミュレーションすることで、リアリティのあるAR演出が可能です。宇宙を舞台にした世界初のリアルタイム地球AR CMなど、番組内のさまざまなコンテンツに活用しています。

 

 

 

様々な企業やアーティストとのコラボレーション

JAXAの宇宙イノベーションパートナーシップ(J-SPARC)を活用したプロジェクトとして始動したKIBO宇宙放送局は、2022年現在までに4回、宇宙を舞台にした番組を放送・配信してきました。JAXAをはじめ、スカパーJSAT、Twitter Japan、日本コカ・コーラ、ポケモン、集英社、Amazonプライム・ビデオなど、様々な企業とのコラボレーションを実現し、宇宙エンターテインメントの可能性を共創してきました。
野口聡一宇宙飛行士、星出彰彦宇宙飛行士、中村倫也、菅田将暉、RADWIMPS、コトリンゴ、岡崎体育、矢野顕子、河森正治など、様々な宇宙飛行士やアーティストの方々と、宇宙でのコラボレーションを実現してきました。
また、私たちの開発したリアルタイム双方向通信のシステムを、JAXAのきぼうシンポジウムや、宇宙旅行者の前澤友作さんに利用いただきました。

 

 

 

リアルタイム・スペースNFTプロジェクト

ISSでも使われているグリニッジ標準時の2022年1月1日 0時0分0秒を起点に、最初の地球一周の画像を2022枚のNFTアートとしてリアルタイム生成する世界初のプロジェクト「THE FIRST SPACE SUNRISE 2022」にチャレンジしました。ISSから撮影された2022枚の各画像には、撮影時刻とその瞬間のISSの位置情報が刻みこまれ、ひとつとして同じモノのない歴史的価値のあるNFTアートになると考えています。
また、初回販売額の20.22%を国立天文台をはじめとする国際的な宇宙プロジェクトに寄付する、ドネーションNFT企画も推進しています。

 

 

 

「宇宙の初日の出」を、世界規模の恒例イベントに

2020年からは、年越しの瞬間を宇宙で迎え、みんなで「宇宙の初日の出」を眺めるイベント、THE SPACE SUNRISE LIVEを2年連続で開催しました。私たちはこのイベントを世界中の人々にとっての新年の恒例行事として受け入れられるよう育てていきたいと考え、現在積極的に活動中です。
国や文化を超えて人々が宇宙でつながり、青い地球を眺めながら新しい年を迎える。地球の稜線の向こうから昇る「宇宙の初日の出」をみんなで眺める。そんな体験は、地球規模で様々な事象が発生する現代において、価値ある時間だと考えています。

NEWS

AWARD

  • 2021 Japan Open Innovation Fes 2020→21 COLLABORATION BATTLE 2021 最高位
  • 2021 ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS ブランデッド・コミュニケーション部門 Aカテゴリー シルバー
  • 2021 ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS クリエイティブイノベーション部門 ブロンズ

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