「COREDO室町テラス」開業に合わせ、企業やクリエイターなど多種多様なプレイヤーによるコラボレーションによって、日本橋ならではの文化や資産をアップデートすることをテーマに、約2ヶ月間にわたって開催された「NIHONBASHI MEGURU FES」。そのメインコンテンツのひとつ「めぐるのれん展」の企画・プロデュースを担当しました。

昨年、日本橋の未来をつくる共創プロジェクト「nihonbashiβ」の第一弾プロジェクトとして実施した「未来ののれん展」の反響を受け、より多くの企業やクリエイターを巻き込み、暖簾をさらに大きなスケールで街に展開していくことをテーマに掲げたコンテンツが「めぐるのれん展」です。江戸時代の日本橋を描いた絵巻「熈代勝覧（きだいしょうらん）」に見られる賑わいを現代に再現することを目指しました。

プロジェクトの趣旨に賛同いただいた、日本橋に居を構える新旧様々な企業、一線で活躍するトップクリエイター、そして公募で選ばれた若手クリエイターなど、計55チームがさまざまなアプローチでオリジナルデザインの暖簾を制作。日本橋の街の入口である三越前駅地下通路を舞台に、約160メートルにわたる大規模な展示をつくりだしました。

「COREDO室町テラス」開業でますます賑わう日本橋。日本橋らしいウェルカム表現「暖簾」を用いて、街にいらっしゃるたくさんの方々を迎え入れた本イベントは、様々なメディアやSNSで大きな反響を呼びました。多くの企業・クリエイターが表現者として参加し、街の魅力を作り出していく日本橋オリジナルの価値共創プロジェクトとして、「めぐるのれん展」を来年以降も続く恒例イベントにしていきたいと考えています。