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株式会社バスキュール(本社:東京都港区、代表取締役:朴正義、以下「バスキュール」)は、世界最大規模のデジタルアートミュージアム「teamLab Borderless」や、虎ノ門ステーションタワーの情報発信拠点「TOKYO NODE」のプロデュースを担当した、杉山央(新領域株式会社 代表取締役)が当社の執行役員に就任することをお知らせします。
就任の背景と目的
バスキュールは2000年の創業以来、コミュニケーション技術の進化とともに、インタラクティブクリエイティブの可能性を追求し続けてきました。広告、メディア、プロダクト、スポーツ、教育、モビリティ、都市開発、そして宇宙へと、あらゆる産業や社会活動の接点がソフトウェア中心へと変化していく中で、わたしたちのクリエイション領域は年々拡大しています。
近年では、東京の日本橋、虎ノ門といった歴史ある街の体験デザインを手掛けるほか、大規模パビリオン展示部門で最高賞を受賞したドバイ万博日本館、2025年に開催される大阪・関西万博のシグネチャーパビリオンにおけるディレクションも担当するなど、リアル空間にソフトウェアを織り込むことで実現する、都市を舞台にしたインタラクティブ体験の開発に数多く取り組んでいます。
デジタルツインや生成AIをはじめ、リアルとデジタルが重なる時代における新たな都市体験のデザインをさらに追求していくために、この度、バスキュールはアートとテクノロジーを駆使した都市体験開発の第一人者である杉山央を執行役員として迎え入れることになりました。杉山とバスキュールの関係は、虎ノ門ヒルズ「TOKYO NODE」開業プロジェクトにともに挑んだところから始まりました。来年の大阪・関西万博でも互いにシグネチャーパビリオンのディレクターを務める立場です。
今回の杉山の参画により、バスキュールはより上流から都市体験づくりに関わり、グローバルも視野に入れた展開が可能なチームを目指していきます。彼のもつ多彩なクリエイター、アーティスト、デベロッパー、自治体のみなさんとのネットワークをいかし、共創による新たな都市体験づくりに挑めることを楽しみにしています。
また、同時に執行役員に就任した佐々木大輔は、コミュニケーションデザイン領域のリーダーとして、都市だけでなく、地域×テクノロジー×デザインのプロジェクトを推進。山本一平は、法務・知財領域を担当する経営企画のリーダーとして、さまざまな企業との提携を推進していきます。
杉山 央(すぎやまおう)の略歴
ART+TECHプロデューサー
2000年森ビル株式会社に入社。2018年「MORI Building DIGITAL ART MUSEUM: EPSON teamLab Borderless」室長を経て、2023年虎ノ門ヒルズ「TOKYO NODE」の企画責任者として Rhizomatiks、 蜷川実花との体験型展覧会を連続して手掛ける。 2024年6月に独立。2025年大阪・関西万博シグネチャーパビリオン「いのちのあかし」計画統括ディレクター、2027横浜国際園芸博覧会テーマ事業館・展示ディレクターとして新たな体験づくりと施設プロデュースをする。祖父は日本画家・杉山寧と建築家・谷口吉郎、伯父は建築家・谷口吉生と小説家・三島由紀夫。
<プロデュース実績>
コメント
<バスキュール 執行役員 / 杉山央>
バスキュールの一員となりましたことを大変嬉しく思います。近年、加速する技術革新を背景に、都市体験の新たな時代が訪れています。2023年10月に開業した虎ノ門ヒルズ「TOKYO NODE」では、バスキュールをはじめとする多くの企業と協働し、組織の垣根を越えた様々な挑戦に携わってきました。
16社による「TOKYO NODE LAB」の結成や、各社の強みを活かした都市エンターテイメント・街づくり・アート体験の創造など、開業前から共に構想してまいりました。
バスキュールは、革新的なアイディアと信念、熱意があり、ゼロからプロジェクトを生み出すことができる日本を代表するクリエイティブ集団です。既存の枠にとらわれない唯一無二の存在だからこそ、様々なパートナーとの共創を通じて、新たな価値を創造し続けています。私も、この激動の時代を生き抜く都市体験の創造に貢献できるように、これからたくさんの未知なる挑戦を共にしてまいりたいと思います。
<バスキュール 代表取締役 / 朴正義>
Web制作からスタートしたバスキュールが、20年以上の時を経て、都市開発や宇宙開発にまで手が届くようになりました。30人余りの会社ながら、大企業と対等にJVを立ち上げたり、毎年異なる領域のクリエイションに踏み込んだりと、常にチャレンジを続けてきました。我ながらよくやるなぁと思いつつも、ネット時代ならではクリエイティブの新しいスタンダードに、50年、100年と続く行事ともいえるような体験づくりに辿り着きたかったのです。
そんな時、杉山さんと出会いました。数十年単位のスコープで都市開発やアートの未来の話を堂々と楽しそうに語る姿が印象的でした。一緒に活動することで、試行錯誤続きのこのチームを新たなステージに連れていってくれるかもしれないと感じました。森ビルを退社し、独立することを聞いた時、今後も仕事をしたいと強く思い、今回の執行役員就任が実現しました。
杉山さんの掲げる「都市×アート×テクノロジー」というテーマは、バスキュールが目指す未来のスタンダードに通じるものがあると感じています。どんな新しい景色や体験が待っているのか、杉山さんとともに活動できることに心からワクワクしています。
問い合わせ先
株式会社バスキュール
E-Mail:info@bascule.co.jp