The Tree of Light -灯桜- 2020
Mitsui Fudosan Co., Ltd.
The Tree of Light
自然と人を集わせコミュニケーションを誘発させる、街のシンボルをつくる
「The Tree of Light」は、アメリカネバダ州で行われる世界最大級のアートフェスティバル「バーニングマン」に前身となる「Tree of tenere」出展していたチームと共同で制作したアート作品です。
砂漠の真ん中にたつ次々と色を変化させる巨大な木。そこに人々が登ったり、その周囲に座って思い思いに過ごしているその光景をみたときに、日本でもこんな風にみんなが参加して憩う場所のシンボルをつくりたいと考えました。
私たちはその場所のもつストーリーをコンテンツにおとしこみ、単なるオブジェではなくそれがあることでコミュニケーションが発生し、場所全体で体験を深いものにすることを目指しています。
日本初上陸の巨大なツリー型デジタルキャンバス
通常のイルミネーションとは違い、高さ約8mのリアルなツリー型であることで昼の時間帯から存在感があり、周囲の環境とあわせて設置場所の風景を一変させます。木の葉の1枚ずつに埋め込まれた、個別に明るさや色を調整できる数万球のLEDをリアルタイムに操作し、ダイナミックかつ複雑な演出でその姿を変容させることができます。
LIVEイベントにてオーディオリアクティブにステージを演出したり、会場に吹く春風に反応させたり、木の根元に設置したストリートピアノの音色に共鳴させたりなど、入力を工夫することで、その場にマッチした体験をデザインします。
アーティストとのコラボレーション
三井不動産主催の東京・日本橋の春のイベント「NIHONBASHI SAKURA FES」では2年連続スペシャルライブを行いました。2019年は蓮沼執太チーム(蓮沼執太、石塚周太、イトケン、Jimanica、斉藤亮輔)と中村佳穂、2020年はコトリンゴ(※新型コロナウイルス感染拡大防止のため収録のみに変更、無観客オンラインライブにて放映)とコラボ。キーボードからの音色の直接入力や、VJ的な演出を切り替え、一足早い春を祝いました。
2019年クリスマスには名古屋で中京テレビ開局50周年を祝う「SASASHIMA XMAS LIGHTS 2019」にてステージ上のシンボルツリーとして設置、イベントオープニング時はLittle Glee Monsterのクリスマスライブ演出を行いました。
場所の力を借りて、そこにしかない体験を届けたい
入力側のデータとの掛け合わせで多彩な表現ができるこのLEDキャンバスは、設置条件が合えば屋内外のどんな舞台も彩ることが可能です。The Tree of Lightとその場所のもつ力で、まだみたことがない新しい風景や体験をつくっていきたいと考えています。